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文献詳細

雑誌文献

生体の科学26巻1号

1975年02月発行

文献概要

講義

膜の分子解剖

著者:

所属機関: 1

ページ範囲:P.75 - P.87

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 細胞膜については,50年前からいろいろの人たちが分析してきました。一番得やすい膜は,もちろん赤血球膜です。赤血球膜は簡単に精製することができますので,これを分析すると,皆さんがご存じのように,60%はタンパク質で,約40%は脂質です。
 この脂質分子は,水の表面にきれいに縦に並びます。もし1個の赤血球の膜の脂質分子をこのように縦に並べますと,その分子の領域の面積は赤血球の表面積のちようど2倍になります(Gorter and Grendel, 1925)(図1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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