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文献詳細

雑誌文献

生体の科学26巻1号

1975年02月発行

話題

The Salk Institute for Biological Studies

著者: 城所良明12

所属機関: 1順天堂大学医学部生理学教室 2Dept.of Neurobiology, The Salk Institute

ページ範囲:P.88 - P.92

文献概要

 南カリフォルニアの明るい太陽と独創的なデザインの建物とは,意図されたようにそこで研究をする人達の創造力をかきたてるものだろうか。Salk研究所はL.I.Kahn設計による独特な建物によつて建築方面の人々にはよく知られている。しかしそこで行なわれた研究が,どれほど意味のあるものであるかを評価するには,まだ時期が早すぎるかも知れない。
 小児麻痺用のワクチンを作つたJ.E.Salkにより1966年に設立され,現在7人のすでに確立した研究者(ややこしいことにここではfellowとよばれているが,大学におけるprofessorに相当する)を核に約50人の研究者が多方面の研究にたずさわつている。研究の分野はかなり広く,人間を全体として理解するための研究をするという基本的な考えにのつとつて医学,生物学のみならず言語学から哲学にまで及んでいる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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