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文献詳細

雑誌文献

生体の科学26巻2号

1975年04月発行

文献概要

実験講座

硝子コーティングによる白金イリジウム電極の製作法

著者: 真野範一1 林久美1

所属機関: 1東京都神経科学総合研究所神経生理学研究室

ページ範囲:P.183 - P.186

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 はじめに
 近年,神経生理学の分野で慢性実験の比重が次第に増大しつつあることは,過去5年間の日本生理学会における発表演題を一覧すればわかる。これは全世界的にみてもいえることである。慢性実験には急性実験で,経験しない特有の技術的困難が伴うので,これを克服するための実験技術の進歩が伴わねばならない1)。ここにとりあげられた白金イリジウム(Pt-Ir)電極2)は,その意味で近年急速に普及しつつある。本稿では,筆者がNIHのE. V. Evartsの研究室3)で習得してきたことを基本とし,日本の実状に合わせて多少改良し,筆者らの研究室での過去数年間の経験を踏まえて,できるだけ具体的に製作法を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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