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特集 細胞表面と免疫
総説
文献概要
細胞性免疫という概念は研究者によつてざまざまに定義されたが,現在具体的には,免疫現象として遅延型アレルギー,同種移植片拒否反応および細胞内寄生性病原微生物に対する感染防御反応などを指し,抗体による液性免疫と区別さるべき特徴としてつぎのような共通点があげられている。
①1942年LandsteinerとChase1)が初めて報告したように,受身感作が血清抗体では成功せず,感作リンパ球によつて実現される。
①1942年LandsteinerとChase1)が初めて報告したように,受身感作が血清抗体では成功せず,感作リンパ球によつて実現される。
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