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日米セミナー「摂食の神経性調節と肥満」に出席して
著者: 新島旭1 大村裕2
所属機関: 1新潟大学医学部第一生理学教室 2九州大学医学部生理学教室
ページ範囲:P.271 - P.274
文献購入ページに移動最近10年間における摂食機構の研究の進歩は目ざましく,摂食をおこすしくみ,あるいは満腹時に摂食を止めるしくみなども明らかになりつつある。研究の進歩には"食欲に関する中枢"への微小電極による,とくに多連電極による研究が大いに役立つている。多くの研究者が摂食機構に関心をもちはじめつつある。このような時期に,摂食と肥満に関する日米セミナーが,日本側,大村教授(九州大・医・生理),米国側,Wayner教授(Syracuse大・心理)により企画され,日本側へは学術振興会の多大の援助のもとに,日本と米本土との中間地点のハワイで行なわれたことはまことに喜ばしく意義のあることであつた。
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