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文献詳細

雑誌文献

生体の科学26巻4号

1975年08月発行

特集 受精機構をめぐつて

総説

哺乳類の精巣上体と精子成熟

著者: 鈴木二美枝1 永野俊雄1

所属機関: 1千葉大学医学部第二解剖学教室

ページ範囲:P.294 - P.309

文献概要

 哺乳類の精巣にはその導管の一部が著しく屈曲してできた,精巣上体と呼ばれる器官が付属している。精細管で精子形成を終えて精巣上皮から離れた精子は,この精巣上体の管を10〜25日かかつて通過中に成熟をとげ,さらに自然条件下では,メスの体内で受精能獲得(capacitation)をして始めて卵と受精しうる。ここでは,成熟に際して起こる精子の変化と,それに必要な環境を与えている精巣上体について,主に形態的な側面から考察してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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