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文献詳細

雑誌文献

生体の科学26巻4号

1975年08月発行

特集 受精機構をめぐつて

総説

ヒト卵子の発生と成熟動態

著者: 鈴木秋悦1 関賢一1 伊藤武夫1 大山俊雄1 東条竜太郎1 小林善宗1 浜田光磨1 依田和彦1 藤原達司2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室 2慶応義塾大学電子顕微鏡研究室

ページ範囲:P.310 - P.322

文献概要

 はじめに
 生殖細胞の発生は個体発生の起点として,ライフ・サイエンスに関する研究上でも,重要な位置を占めていることに異論はないと思われるが,この領域の学問は,研究方法の難しさから,最近の医学・生物学の進歩の陰にあつて,なお,古典的生物学の域に低迷してきていたということができる。
 しかし,近年,生殖に関するメカニズムの問題が,生殖生物生理学(Reproductive Biobgy and Physiology)として脚光を浴びるに至り,多数の国際シンポジウムなども開催され,さらにHadek1),Zamboni2),Suzuki3らのモノグラフも出され,わが国においても第36回日本医学会シンポジウム4)のテーマとして"初期発生"がとりあげられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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