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GABAカンファレンス
著者: 小幡邦彦1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部薬理学教室
ページ範囲:P.385 - P.388
文献購入ページに移動 Eugene Robertsの主宰によりGABAに関するカンファレンス"GABA on Nervous System Function"が1975年2月16日より19日まで米国Califomia州Santa Ynez Valley(Santa Barbaraの郊外)のThe Kroc Foundation本部で開かれた。参加者は30名で日本からは伊藤(東大・生理),栗山(京都府立医大・薬理),岡田(東京都神経研),大塚(東京医歯大・薬理),竹内(順天堂大・生理)の諸氏と筆者が出席し,Roberts研でGADの免疫組織化学の開発(後述)に参画された斉藤喜八博士(阪大・薬理)も参加された。日本勢とG. A. R. Johnston(オーストラリアCanberra),J. Storm-Mathisen(ノルウェー)の他は米国,カナダからの参加であつた。会議の記録はRoberts, T. Chase(NIH),D. B. Tower(NIH)によつて編集され,Raven Pressから本年中に出版される予定なので,詳細はそれにゆずり,ここではGABA研究の現状,神経系でGABAの果たす役割についての現在の考えなどを報告する。
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