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特集 自律神経と平滑筋の再検討 総説
自律神経節の生理と薬理
著者: 西彰五郎1
所属機関: 1久留米大学医学部生理学教室第一講座
ページ範囲:P.499 - P.507
文献購入ページに移動まず,SG細胞には興奮性のアセチルコリン(ACh)受容体にnicotinicとmuscarinicの2型があり29,109),さらに抑制性のアドレナリン(Adr)受容体も賦与されていることが明らかにされた29)。SGにおけるこの抑制系は複シナプス性で,Adr様物質(温血動物ではdopamine)を遊離する節内クロマフィン細胞に仲介されると説明され29),この仮説は形態学的および組織化学的実験によつても立証されつつある。
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