文献詳細
実験講座
文献概要
はじめに
従来の生体用圧力トランスジューサーは,直径数cmの金属膜の圧力に応じたひずみを,ひずみゲージまたは差動トランスなどによつて電気信号に変換するものである1)。ところが近年の半導体技術の進歩によつて,従来の抵抗線ひずみゲージに替つて半導体ひずみゲージが開発されて,その小型および高感度のゆえに圧力トランスジューサーに応用され,非常に小型のものが開発,市販されるようになつた2)(図1上)。ここでは,そのような新しい生体用超小型の圧力トランスジューサーを,使用者の側に立つて眺め,その特長,種類,特性,使用上の注意などを概説する。
筆者は,約5年前からそのような超小型圧力トランスジューサーを循環生理学の実験に使用してきたが,後述するように非常に高性能,高信頼度をもつている。ただ自分自身で多種類のものを経験してはいないので,この概説も多くの文献に基づいてまとめざるをえなかつた。
従来の生体用圧力トランスジューサーは,直径数cmの金属膜の圧力に応じたひずみを,ひずみゲージまたは差動トランスなどによつて電気信号に変換するものである1)。ところが近年の半導体技術の進歩によつて,従来の抵抗線ひずみゲージに替つて半導体ひずみゲージが開発されて,その小型および高感度のゆえに圧力トランスジューサーに応用され,非常に小型のものが開発,市販されるようになつた2)(図1上)。ここでは,そのような新しい生体用超小型の圧力トランスジューサーを,使用者の側に立つて眺め,その特長,種類,特性,使用上の注意などを概説する。
筆者は,約5年前からそのような超小型圧力トランスジューサーを循環生理学の実験に使用してきたが,後述するように非常に高性能,高信頼度をもつている。ただ自分自身で多種類のものを経験してはいないので,この概説も多くの文献に基づいてまとめざるをえなかつた。
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