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文献詳細

雑誌文献

生体の科学27巻1号

1976年02月発行

文献概要

話題

Gordon Conference「筋収縮の分子生理」に出席して

著者: 松原一郎1

所属機関: 1東北大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.98 - P.100

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 Cold Spring Harbourで筋肉に関する大規模なシンポジウムがあつたのは,1972年の春であつた。広汎な題材について,じゅうぶんな討論がなされ,まさに画期的な会合であつたらしい。参加者の満足感も大きく,シンポジウムの出版物は,それまでの筋研究の集大成であり,将来の研究への最良の入門書であると評されている。
 今回のGordonコンファレンスは,Cold Spring Harbourの続篇として企画されたものである—少なくとも会頭のPodolskyは,そのような意図でコンファレンスを企画したといつている。ただし,Gordonコンファレンスのほうが規模が小さいから,内容を限定する必要があつた。そこで,筋収縮のクロスブリッジ機構に焦点を絞つて,1972年から現在までの3年間,つまりpost Cold Spring Harbour時代の研究について討論が行なわれた。このなかから三つのトピックスをひろつてみよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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