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文献詳細

雑誌文献

生体の科学28巻1号

1977年02月発行

文献概要

特集 生体の科学の現状と動向 総説

脳機能—そのメカニズムの解明

著者: 外山敬介1

所属機関: 1東京大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.29 - P.36

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 脳機能の研究はその目指すところにより,三つの流れに分けられるように思われる。その第一は機能の局在の研究,第二は神経細胞の発火の意味を探る情報の符号化の研究,第三は神経細胞と神経回路の特性の研究である。これらの流れに含まれる脳の機能の研究はきわめて広汎で,かつその進展もはなはだ早い。したがってこのすべての分野にわたり現状を論じかつ将来を展望することはとうてい筆者の能力の及ばぬところである。したがって現在最も進歩が著しく,かつ筆者の興味をひいている研究を取り上げ,その責務を果たさせていただくことにしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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