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既成概念にとらわれない研究体制を/特定の人達・分野に限られない「生体の科学」に
著者: 臼倉治郎1 上里忠良2
所属機関: 1東京大・解剖 2東京医歯大・生化学・大学院
ページ範囲:P.131 - P.131
文献購入ページに移動最近の生命科学の発達は目覚しいもので,多くの学際的領域が開拓されました。逆にそのような領域に手を染めないかぎり,研究対象の真実の姿は現われないのかもしれません。たとえば,興奮性膜を例にとると,この膜は形態学的にはunit membraneとして構造しかもちませんが,生理学的には興奮伝導やそれに伴うgating機構,channel機構などactiveやpassiveな機構のより集まった場と見ることができるかもしれません。また,物理化学的には液体に近い状態の半透膜,あるいは陽イオン交換膜としても考えられるかもしれません。また,物理化学的には液体に近い状態の半透膜,あるいは陽イオン交換膜としても考えられるかもしれません。
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