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Workshop conference-muscle energeticsに出席して
著者: 山田和廣1
所属機関: 1順天堂大学医学部第二生理学教室
ページ範囲:P.484 - P.486
文献購入ページに移動 今年の六月に開かれた筋収縮のEnergetics(エネルギー論)を主題とするシンポジウムに参加する機会を得ました。筋収縮に関する国際会議は多く行われますが,このようなエネルギー論だけを主題とした会はこれまでほとんど開かれていません。A. V. Hillによる筋の熱産生の研究を中心として,筋収縮のEnergeticsの研究が進められてきましたが,現在ではロンドンのWilkie教授とDr. Woledgeのグループ,かつてHillのもとで学んだベルギーのAubert教授のグループ,同じくイタリアのMargaria教授のグループの他,米国ではMommaerts教授,Davies教授などが中心となって,それぞれ若い研究者を輩出し,筋収縮におけるエネルギー変換機序に興味をもつ研究者の数が増してきました。またその結果いくつかの展開が行われました。このシンポジウムは,ちょうどこのような各国の研究者たちが必要とした時期に行われたため,新鮮でかつ熱心な討論の行われたよい会となりました。
会は6月14日〜18日の5日間,米国東部のカナダ国境に接するバーモント州に位置する,University of Vermont,College of Medicineで行われました。この大学の生理学,生物物理学教室主任であるAlpert教授がホストとなり,プログラムの計画と司会は主としてロンドン大学のDr. Woledgeが行いました。
会は6月14日〜18日の5日間,米国東部のカナダ国境に接するバーモント州に位置する,University of Vermont,College of Medicineで行われました。この大学の生理学,生物物理学教室主任であるAlpert教授がホストとなり,プログラムの計画と司会は主としてロンドン大学のDr. Woledgeが行いました。
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