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話題 第27回国際生理科学会議衛星シンポジウム印象記・1
温血動物中枢神経系におけるイオン泳動と伝達物質機構のシンポジウム
著者: 山本長三郎1
所属機関: 1金沢大学・生理学教室
ページ範囲:P.489 - P.490
文献購入ページに移動シンポジウムは後に説明するように7セッションから構成され,各セッションをどのようにすすめるかは,各座長の自由に任せるというやり方である。一般的には,各座長が40分間にわたってセッションをめぐる問題点と参加者からすでに提出されていたアブストラクトの概要をまとめて説明する。その後,各参加者がスライドを2枚ぐらい使って3〜5分間話す。セッション参加者が全部話し終ってから全体討論を1時間ぐらい行うという方式がとられた。この方式の成否はトピックスに適合した発表者を集めることと,事前に綿密な打合わせを発表者との間に行い,発表順などをアレンジする座長の努力にかかるところが大きい。今度のシンポジウムでは必ずしもうまく運んだともいえないが,しかし成功した場合には能率よく会が進むので,日本でも取り入れてみたい方式である。
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