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話題 第27回国際生理科学会議衛星シンポジウム印象記・2
平滑筋の興奮収縮連関に関する衛星シンポジウム
著者: 杉晴夫1
所属機関: 1帝京大学医学部・生理学教室
ページ範囲:P.71 - P.72
文献購入ページに移動 1977年度の国際生理科学会議に先立って,7月12日から16日にわたって平滑筋の興奮収縮連関に関する衛星シンポジウムが,ベルギーのR. Casteels,T. Godfraindおよび西独のJ. C. Rüeggを主催者として行われた。シンポジウムの前半(12〜14日)はベルギーのLouvain大学において平滑筋の電気現象と収縮,微小形態,細胞分画のCa uptake,La-methodによるCa flux測定などが討議された。14日午後は参加者がバスでハイデルベルグ(Heidelberg)に移動し,シンポジウムの後半はMax-Planck Hausを会場として筋フィラメントの構造,調節タンパクの諸問題,cyclic AMPとGMPの役割,mechanics,energcticsなどが論議された。以上の内容からわかるように,本シンポジウムの内容は興奮収縮連関というより平滑筋に関する生理学,生化学のほとんどすべてにわたっており,参加者も多く(延べ100人以上)盛会であった。しかし口演者数が多いため,Louvainにおいては口演(1人20分)とボスター展示が併用された。筆者はパリの国際会議でポスター展示がきわめてよい発表方式であることを経験したが,シンポジウムにおけるポスター展示(時間は1時間程度)はよい方法とは思われなかった。
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