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話題 第27回国際生理科学会議衛星シンポジウム印象記・2
「学習と記憶の脳機構」のシンポジウム
著者: 塚原仲晃1
所属機関: 1大阪大学基礎工学部・生物工学科
ページ範囲:P.76 - P.77
文献購入ページに移動 昨年の7月25日から27日まで3日間,ロンドンで国際脳研究機構(IBRO)主催のシンポジウムが,表題のテーマで行われました。このシンポジウムは,米国カルフォルニア大学のM.Brazier博士が中心になって組織したもので,その内容はニューヨークのRaven Press社よりIBROモノグラフ・シリーズの一冊として刊行されるので,ここではごく一般的な印象を書かせていただくことにします。
このシンポジウムは昨夏パリで開催された国際生理科学連合の本会議に引続いて日程が組まれていたので,出席者の多くはパリの学会の後,ドヴァー海峡を越え,欧州各地で開催されたいくつかのシンポジウムに出席したあと,いささか会議疲れのした身体を引きずって集まってきたわけで,私もその一人だったわけです。会場(写真)は,王立協会,すなわちバッキンガム宮殿を正面にみて右手の緑の多い高台,カールトンハウス,テラスにある白亜の建物で,由緒ある王立協会の建物にふさわしく,内部はニュートンにはじまる科学者の肖像画がずらりと並び,いささか圧倒される思いでした。医学関係では,イギリス生化学の生みの親,フレデリック,ガウランド,ホプキンスの大きな肖像画が階段の壁にかかっていました。
このシンポジウムは昨夏パリで開催された国際生理科学連合の本会議に引続いて日程が組まれていたので,出席者の多くはパリの学会の後,ドヴァー海峡を越え,欧州各地で開催されたいくつかのシンポジウムに出席したあと,いささか会議疲れのした身体を引きずって集まってきたわけで,私もその一人だったわけです。会場(写真)は,王立協会,すなわちバッキンガム宮殿を正面にみて右手の緑の多い高台,カールトンハウス,テラスにある白亜の建物で,由緒ある王立協会の建物にふさわしく,内部はニュートンにはじまる科学者の肖像画がずらりと並び,いささか圧倒される思いでした。医学関係では,イギリス生化学の生みの親,フレデリック,ガウランド,ホプキンスの大きな肖像画が階段の壁にかかっていました。
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