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文献詳細

雑誌文献

生体の科学29巻2号

1978年04月発行

文献概要

特集 腎機能 総説

腎の微細形態

著者: 安田寛基1

所属機関: 1帝京大学医学部第二病理学教室

ページ範囲:P.87 - P.102

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 はじめに
 腎臓は電子顕微鏡による微細形態学的立場から最も広く研究され論議されてきた臓器の一つである。それは血液から原尿をロ過するという機能と糸球体という単位の明白な形態また原尿内の有効成分を再吸収し,不用物質を分泌するなどの機能と特徴ある細尿管上皮の微細形態がすなわち,機能と形態が最も端的にとらえやすいといら魅力を腎という臓器が,内蔵していたにほかならない。
 このようないわば病態生理学的な興味とは別に,ヒトにおける腎の病態は,とくに糸球体という形態単位に病理診断上の位置づけが明白に求められる関係上,臨床病理医の検索の対照として不可欠であり,さらに針生検によって得られた小片は,そのまま電子顕微鏡的検索の材料として,格好な試料を研究者たちに提供してきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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