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文献詳細

雑誌文献

生体の科学29巻4号

1978年08月発行

文献概要

特集 中枢のペプチド 総説

ポリペプチドと行動

著者: 出水干二1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系神経内科

ページ範囲:P.256 - P.271

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 はじめに
 過去15年間のモノアミンに関する生理,薬理および生化学的研究は飛躍的に進展し,パーキンソン病におけるドーパミン代謝異常の発見とそれに基づくL-DOPA療法の開発に大きく寄与したことは周知の事実である1)。加えて,近年哺乳動物の脳内アミノ酸,とくにGABA2)やTaurine3)の中枢神経作用が新たに注目されるようになった。一方,これらモノアミンやアミノ酸の基礎的研究の発展とともに,視床下部ペプチドホルモンの発見が神経内分泌学や行動薬理学の進展に貢献していることも事実である。視床下部より抽出されたペプチドホルモンは下垂体ホルモンの放出または放出抑制因子としての作用以外に,それ自体が生理・薬理作用を有することがわかってきた。
 脳ペプチドは
 ①ACTHやMSHを中心とした下垂体ペプチドホルモン,
 ②TRH,LHRH,somatostatinおよびMIFなどの視床下部ペプチドホルモン,
 ③Angiotensin,lysine vasopressin,sleep-inducing peptide,dark-avoidance peptide,scotophobin,ameletin,substance Pおよびenkephalin,endorphinなどの中枢神経内ペプチドに分けることができる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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