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実験発生学の手法—"核移植"による遺伝情報発現機構の解析
著者: 田中省二1 加藤淑裕1
所属機関: 1三菱化成生命科学研究所 発生生物学研究室
ページ範囲:P.384 - P.393
文献購入ページに移動今日の発生生物学は,受精卵における同一の遺伝子セットが卵割開始後の発生過程を通じてどのようにして差次的に遺伝情報を発現していくのか,その機構を解き明かすことを大きな目標の一つとしている。19世紀末以降,実験発生学の分野では数多くの研究者によって卓抜した手法(手術,物理的操作,薬品処理など)を用いての発生現象の実験的解析が行われてきた。ここでは核移植法を例にとって,実験発生学的手法による,発生系における遺伝情報発現の解析の進歩をさぐってみたい。
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