icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学29巻5号

1978年10月発行

文献概要

解説

実験発生学の手法—"核移植"による遺伝情報発現機構の解析

著者: 田中省二1 加藤淑裕1

所属機関: 1三菱化成生命科学研究所 発生生物学研究室

ページ範囲:P.384 - P.393

文献購入ページに移動
 はじめに
 今日の発生生物学は,受精卵における同一の遺伝子セットが卵割開始後の発生過程を通じてどのようにして差次的に遺伝情報を発現していくのか,その機構を解き明かすことを大きな目標の一つとしている。19世紀末以降,実験発生学の分野では数多くの研究者によって卓抜した手法(手術,物理的操作,薬品処理など)を用いての発生現象の実験的解析が行われてきた。ここでは核移植法を例にとって,実験発生学的手法による,発生系における遺伝情報発現の解析の進歩をさぐってみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら