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梅毒抗原の血清學的反應に關する考察(第2報)
著者: 增井正幹1
所属機関: 1中村瀧製藥公衆衞生研究所
ページ範囲:P.43 - P.46
文献購入ページに移動 緒言
私は第1報に於て2.1%以下の食鹽濃度と,温度の影響を検討した。1)Kahn, McDermott and Ader2)は9〜10%食鹽水を用いて家兎,豚,牛血清の態度を検して,食鹽濃度が高くなると陰性或は弱陽性となることを見た。Green and Shaugh nessy3)は0〜30%の食鹽水を用いて各種動物血清の態度を調べている。私は前報に述べたよりも高濃度の食鹽水を使用し,各種血清に對する食鹽濃度及び低温の影響に關して検討し,いさゝか所見を得たので報告する。
私は第1報に於て2.1%以下の食鹽濃度と,温度の影響を検討した。1)Kahn, McDermott and Ader2)は9〜10%食鹽水を用いて家兎,豚,牛血清の態度を検して,食鹽濃度が高くなると陰性或は弱陽性となることを見た。Green and Shaugh nessy3)は0〜30%の食鹽水を用いて各種動物血清の態度を調べている。私は前報に述べたよりも高濃度の食鹽水を使用し,各種血清に對する食鹽濃度及び低温の影響に關して検討し,いさゝか所見を得たので報告する。
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