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文献詳細

雑誌文献

生体の科学3巻2号

1951年10月発行

報告

鹽縮外液の瀬良反應

著者: 淺川松雄1

所属機関: 1日本大學齒科部生理學教室

ページ範囲:P.78 - P.79

文献概要

 緒論
 冷血動物の骨體筋を等滲透壓NaCl溶液に入れると,長時間に亘り収縮を繼續するという現象は(これを鹽縮と名付ける),最近に菊地(3)によつて研究せられ,鹽縮は長時間ののち一旦停るが,その外液は新しい摘出骨骼筋の鹽縮を抑制する作用があることが見出され,鹽縮抑制物質が筋より外液中に出ることが指摘された。淺川寛(1)は鹽縮外液をHCl處理することにより,光學的にHistidin・HCl・H2Oを見出し,而もHistidinにも鹽縮抑制作用が少からずあることを發見した。よつて著者は,鹽縮外液から加水分解によつて出るHistidinを定量的に證明出來るか何うかを確めことして實驗を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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