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文献詳細

雑誌文献

生体の科学3巻2号

1951年10月発行

文献概要

報告

赤血球表面膜物質と重金屬との親和性—(その1)鉛に就いて

著者: 小泉芳夫1

所属機関: 1横濱醫大生理學教室

ページ範囲:P.85 - P.88

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 緒言
 微量な重金屬を作用させた赤血球は種々の興味ある現象をあらわすことが知られている。この樣な重金屬の赤血球に及ぼす影響に就いてはAub,Reznikoff, Smith 1),Φγsκον2) Henriques 3)Key 4)等の數多くの業績が擧げられる。しかし,其等はいずれも赤血球の表わす色々の"現象"を對象としたものが多く,重金屬の赤血球それ自體に及ぼす直接的,本質的な作用に關する充分な検討がなされるとは言い難い。
 筆者は重金屬の赤血球に及ぼす影響を直接的な角度から検討しようと試み,先づ重金屬と赤血球との親和性(結合)について實驗を行つたのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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