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血清の加熱紋理
著者: 朝比奈一男1
所属機関: 1東邦大學醫學部生理學教室
ページ範囲:P.88 - P.89
文献購入ページに移動 1939年宮本教授は血清を特殊の空氣乾燥器中で110°〜130℃に加熱乾燥すると美麗な皺模樣が出來る事,及び其の成生の物理的機轉に就ての研究を發表された。其の後稻垣,增山,大淵,井染,目黒,七條,山田氏等によつて,此の雛模樣の分類及び疾病殊に結核との關聯が追求されている。
發生の機轉に就ては,血清中に含まれる空氣が加熱による水蒸氣爆發の核となり,血清の化學成分の條件により,或いは唐草模樣になり,又はEnergieの場の分裂によつて散在性に單一な紋理を形成するものと考えられ,更に基本的條件として次の事が擧げられた。
發生の機轉に就ては,血清中に含まれる空氣が加熱による水蒸氣爆發の核となり,血清の化學成分の條件により,或いは唐草模樣になり,又はEnergieの場の分裂によつて散在性に單一な紋理を形成するものと考えられ,更に基本的條件として次の事が擧げられた。
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