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生理學的統合へ
著者: 杉靖三郎
所属機関:
ページ範囲:P.139 - P.139
文献購入ページに移動このphysiologieとmorphorogieとは,元々一體となつて"生きたもの"の理解に達することが出來るのであるが,前者は主として醫學關係で,後渚は主として生物學關係でとわあげられ,兩者は別々になつて專門分科してしまつたものである。また生體の機能の學であるphysiologieは,物理學的な方法を主とする生理學(Biophysik)と,化學的な方法を主とする生化學(Biochemie)とは,これも元々一體となつて,生體の働きの把握に資することが出來るものであるに拘らず,大學の講座(日本の大學の講座はドイツ流の分立的立場に立つものである)として,別々に分けちれ,また研究の上でもわかれわかれとなつてとり扱われているのである。
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