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文献詳細

雑誌文献

生体の科学3巻5号

1952年04月発行

文献概要

綜説

焦性葡萄酸代謝とVitamin B

著者: 水原舜爾1

所属機関: 1岡山大學醫學部生化學教室

ページ範囲:P.194 - P.201

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 KrebsのCitric Acid Cycle(C. A. C.)は猶未知の代謝過程を殘している。しかもこの未完成の箇所はVitamin B1酵素の作用する段階に於て特に著しく目立つている。その最も未知なるものはPyruvateが如何なる中間代謝經路を經てOxalacetateと合しCitrateを生ずるかと云う問題であり,他の一つはα-KetoglutarateからSuccinateに到る間である。
 著者が專ら問題にしている箇所は前者であるが,後者について一言申し述べて置かねばならないことがある。それはGreen1)が豚の心臓から作つたCarboxylaseはa Ketoglutarateに作用してSuccinateではなく,Succinate Semialdehyde(formyl propionicacid)を生すると云うことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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