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文献詳細

雑誌文献

生体の科学3巻6号

1952年06月発行

文献概要

巻頭

事實と理論

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.233 - P.233

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 18世紀は,科學史家に云わせれば"理論と體系の時代"(The Age of Theories and Systems)であつて,科學が,動きのとれない體驗や觀察から脱して,輝かしい理論と體系へ進展した時代だというのである。
 18世紀の初頭こおいて,地球の形は,引力の法則の主張するごとく,扁平であるとするNewton學派と,不正確な測定にあざむかれて扁長であるとするCassini一派とのあいだに,長い論爭がくりかえされていた。この問題に解決を下しうるのは,直接の實地觀測のみであつた。この科學上の問題を決定すべき大仕事をやつてのけたのが,モーペルチュイ(Maupertuis)であつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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