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巻頭
事實と理論
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ページ範囲:P.233 - P.233
文献購入ページに移動18世紀の初頭こおいて,地球の形は,引力の法則の主張するごとく,扁平であるとするNewton學派と,不正確な測定にあざむかれて扁長であるとするCassini一派とのあいだに,長い論爭がくりかえされていた。この問題に解決を下しうるのは,直接の實地觀測のみであつた。この科學上の問題を決定すべき大仕事をやつてのけたのが,モーペルチュイ(Maupertuis)であつた。
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