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昨年9月11日から13日にかけて名古屋で"Cell Motility Controlled by Actin,Myosin and Related Proteins"と題するシンポジウムが開かれた。援助財団の名をとってYamada Conferenceとも呼ばれた。このシンポジウムをオーガナイズされたのは秦野節司(名大・理),石川春律(東大・医),佐藤英美(名大・理)の3氏である。
Actinとmyosinは筋肉を構成する主要なタンパク質であるが,これらのタンパク質が各種非筋肉細胞にも存在することが近年確認されてきて,細胞質分裂,phagocytosis,細胞形状の変化や細胞移動,原形質流動などの細胞運動を担っていることが明らかになってきた。このシンポジウムの目的は主として,非筋肉細胞においてこれらの収縮タンパク質がどのようにその運動に関っているかについての現在の知見を総括することにあった。国外,国内からそれぞれ約20名の講演者を含めて全部で200名余の参加者があった。日程と人数の関係で1人あたりの講演時間は十分とはいえなかったが,討論時間が10分とられ,活発な議論が展開された。講演は六つのセッションに分けられた。その内容を新しい知見を主にして順番に紹介していきたい。
Actinとmyosinは筋肉を構成する主要なタンパク質であるが,これらのタンパク質が各種非筋肉細胞にも存在することが近年確認されてきて,細胞質分裂,phagocytosis,細胞形状の変化や細胞移動,原形質流動などの細胞運動を担っていることが明らかになってきた。このシンポジウムの目的は主として,非筋肉細胞においてこれらの収縮タンパク質がどのようにその運動に関っているかについての現在の知見を総括することにあった。国外,国内からそれぞれ約20名の講演者を含めて全部で200名余の参加者があった。日程と人数の関係で1人あたりの講演時間は十分とはいえなかったが,討論時間が10分とられ,活発な議論が展開された。講演は六つのセッションに分けられた。その内容を新しい知見を主にして順番に紹介していきたい。
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