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特集 網膜の構造と機能
網膜研究の今昔—特集「網膜の構造と機能」によせて
著者: 冨田恒男1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第一生理学教室
ページ範囲:P.166 - P.167
文献購入ページに移動 昨年(1978)の11月27日から5日間,視覚の国際シンポジウムが谷口財団後援の下に琵琶湖畔で開かれ,国外から7名,国内から12名が一堂に会して最新の知識を交換,得るところ多大であった。シンポジウムは非公開の形をとったが,終った翌日(12月2日「)に慶応大学でCervetto, Stell, Werblinの3博士の公開講演がもたれた。本特集はその時の講演内容の全訳(責任者,金子章道・生理研教授)である。当日Werblin教授は前々からの風邪がこじれて講演不能となり,急遽帰国されたためにその謦咳に接し得なかったことは残念であったが,講演内容を原稿として残していただけたので本特集には支障なきを得た。
ところでこの特集に寄せて私に何か一言をとの依頼を受けた。思うに参加の3氏はいずれも私よりは一世代も若く,正しく網膜研究の第一線で研究の"今"を担っておられる方々ばかり,そこへ私が加わるとなればやはり"昔"を語る以外になかろう。以下思いつくままを記してみる。
ところでこの特集に寄せて私に何か一言をとの依頼を受けた。思うに参加の3氏はいずれも私よりは一世代も若く,正しく網膜研究の第一線で研究の"今"を担っておられる方々ばかり,そこへ私が加わるとなればやはり"昔"を語る以外になかろう。以下思いつくままを記してみる。
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