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文献概要
特集 細胞間コミニケーション 総説
細胞間の通路
著者: 菅野義信1
所属機関: 1広島大学歯学部口腔生理学教室
ページ範囲:P.402 - P.408
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植物のコルクの網目状の構造からまず細胞の概念が出発し,高等動物であっても,形や機能こそ異るが,やはり細胞という単位から生体が成立つことは今日では全く確立した事実である。
すなわち細胞は生体の最小の機能単位であり,細胞は細胞膜(形質膜plasma membrane)によって囲まれた一つの独立した形をもち,分裂し,時に動き,環境の変化に反応し,代謝し,分裂後は増殖し,分化する。分化によって機能の異る細胞群が生じ,細胞群はホルモンによる液性調整と神経による神経調整によって生体全体の調和を保っている。
植物のコルクの網目状の構造からまず細胞の概念が出発し,高等動物であっても,形や機能こそ異るが,やはり細胞という単位から生体が成立つことは今日では全く確立した事実である。
すなわち細胞は生体の最小の機能単位であり,細胞は細胞膜(形質膜plasma membrane)によって囲まれた一つの独立した形をもち,分裂し,時に動き,環境の変化に反応し,代謝し,分裂後は増殖し,分化する。分化によって機能の異る細胞群が生じ,細胞群はホルモンによる液性調整と神経による神経調整によって生体全体の調和を保っている。
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