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王子国際セミナー「筋収縮の制御」—熊谷・名取シンポジウムに出席して
著者: 野々村禎昭1
所属機関: 1東京大学医学部薬理学教室
ページ範囲:P.81 - P.84
文献購入ページに移動 1979年10月28日から30日迄の3日間河口湖畔富士ビューホテルで王子セミナー"Regulatory Mechanism of Muscle Contraction"が約80名(うち外国から招待者16名)参加のもとに開かれた。この会は日本における筋肉グループ育ての親である日本医学会会長熊谷洋先生の75歳の誕生と慈恵医大学学長の名取礼二先生の名取ファイバーに関する論文発表25周年を記念して,東大江橋教授,千葉大丸山教授,東北大遠藤教授の主催によって開かれた。
会は江橋教授の開会の辞にはじまり,筋生化学の始祖ともいえる80歳を越えたAlbert Szent-Györgyi博士の祝辞を忠実な弟子であるKaminer教授が代読された。次いで特別講演としてロンドン大学のA. F. Huxley教授が日本の筋研究への深い理解を示された,一種の筋肉研究交流史を話された。この中で江橋教授らによるトロポニンの発見はどのように大きな衝撃であったかは率直に語られた。
会は江橋教授の開会の辞にはじまり,筋生化学の始祖ともいえる80歳を越えたAlbert Szent-Györgyi博士の祝辞を忠実な弟子であるKaminer教授が代読された。次いで特別講演としてロンドン大学のA. F. Huxley教授が日本の筋研究への深い理解を示された,一種の筋肉研究交流史を話された。この中で江橋教授らによるトロポニンの発見はどのように大きな衝撃であったかは率直に語られた。
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