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軟体動物ニューロンにおけるCaで活性化されたKコンダクタンス
著者: 山岸俊一2
所属機関: 1 2国立生理学研究所
ページ範囲:P.241 - P.249
文献購入ページに移動まず内容を要約しておくと,この実験はアメフラシ(Aplysia)とカタツムリ(Helix asparsa)の中枢ニューロンで行われた。これらの細胞内へのCa注入はKに対する細胞膜透過性を増大させる。同時にCa注入は細胞質のpHを低下させ,それ自体が膜コンダクタンスに影響を与える。このことは細胞質中のミトコンドリアが注入されたCaをプロトンと交換するものと推定される。Ca感受性のKコンダクタンスについては,一部の組織ではその重要性がまだ明らかではないにしても,広く動物界に行きわたっていると考えられる。
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