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シンポジウム「細胞内情報系としてのカルシウムイオン」見聞記
著者: 浅野朗1
所属機関: 1大阪大学蛋白質研究所
ページ範囲:P.264 - P.266
文献購入ページに移動 蛋白研シンポジウムの一環として,上記のシンポジウムが1月28日,29日の両日,蛋白研講堂で開催された。この分野に対する最近の注目されかたを反映してか,参加者は120名前後の多きにわたり,地元の大阪,京都,神戸だけでなく遠く新潟,東京,筑波,名古屋から,また九州,岡山などからもかなりの出席者があり,非常に活発な発表や討論が行われた。
シンポジウムの内容は第1部「Ca2+による細胞機能の調節」,第2部「細胞内Ca2+受容体」の2つに分かれ,Ca2+の情報伝達に関与すると思われるタンパク質を中心としたプログラムが組まれた。これはCa2+依存性モジュレーター蛋白の発見者である阪大医の垣内史朗教授が主体となり,筆者が加わって作られたもので,非常に多くの研究が行われている細胞まるごとを用いた解析や,人工膜などを用いた研究は,この程度の大きさのシンポジウムでは残念ながら入れることが出来なかった。シンポジウムとしてはテーマをしぼった方が良いだろうということになったためである。
シンポジウムの内容は第1部「Ca2+による細胞機能の調節」,第2部「細胞内Ca2+受容体」の2つに分かれ,Ca2+の情報伝達に関与すると思われるタンパク質を中心としたプログラムが組まれた。これはCa2+依存性モジュレーター蛋白の発見者である阪大医の垣内史朗教授が主体となり,筆者が加わって作られたもので,非常に多くの研究が行われている細胞まるごとを用いた解析や,人工膜などを用いた研究は,この程度の大きさのシンポジウムでは残念ながら入れることが出来なかった。シンポジウムとしてはテーマをしぼった方が良いだろうということになったためである。
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