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Daleの原理は破れたか?
著者: 桜井正樹1
所属機関: 1東京大・生理
ページ範囲:P.455 - P.455
文献購入ページに移動顎下腺などの外分泌腺を支配している副交感神経節後線維は,その刺激により,分泌と同時に血管拡張をひき起こすが,前者がアトロピンでブロックされるのに対し,後者はブロックされないことは,以前から知られていた。彼らは,このニューロンが,アセチルコリン(ACh)のみならず,vasoactive intestinal polypeptide(VIP)をも伝達物質としてもち,主としてAChが分泌作用を,VIPが血管拡張作用を担っていることを以下の事実から示唆している(材料はネコ)。
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