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文献詳細

雑誌文献

生体の科学32巻1号

1981年02月発行

文献概要

特集 細胞骨格 総説

興奮膜と細胞骨格:axolemma-ectoplasm complex

著者: 岩浅邦彦1 田崎一二1

所属機関: 1

ページ範囲:P.30 - P.35

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 神経興奮の分子論的な理解のためには,膜構造の研究とともに興奮の際の物理化学的な量の変化の研究が必要とされる。この方向の研究は最近めざましい進歩をとげた。
 古くLoeb1),Höber2)とBethe3)は神経興奮におけるCaイオンの役割を強調し,興奮には膜の構造変化が伴われることを予想した。のちにまたTeorellは彼の神経模型4)を拡張することにより膜内部の圧力の変化による膜構造の変化を予想した5)。しかし,当時それを直接支持する実験結果は得られなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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