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Ca++電流による調節作用—シナプスの可塑性の一般的機序の探究(下)
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所属機関: 1
ページ範囲:P.177 - P.188
文献購入ページに移動 Ⅲ.同一シナプス性抑制
同一シナプス性抑制(homosynaptic depression)──感覚細胞から中枢標的細胞へのシナプスにおける興奮性伝達の自己誘発性の抑制──はアメフラシの水口(siphon)刺激によるえら引き込み反射(gill-withdrawalreflex)の短期の"慣れ"(habituation)のメカニズムである(図13;Castellucci,Pinsker,Kupfermann and Kandel,1970)。この感覚ニューロンのシナプスにおける速やかで強い抑制は,活動電位により放出される伝達物質の量が刺激を続けると次第に減少するためである(Castellucci and Kandel,1974)。
同一シナプス性抑制(homosynaptic depression)──感覚細胞から中枢標的細胞へのシナプスにおける興奮性伝達の自己誘発性の抑制──はアメフラシの水口(siphon)刺激によるえら引き込み反射(gill-withdrawalreflex)の短期の"慣れ"(habituation)のメカニズムである(図13;Castellucci,Pinsker,Kupfermann and Kandel,1970)。この感覚ニューロンのシナプスにおける速やかで強い抑制は,活動電位により放出される伝達物質の量が刺激を続けると次第に減少するためである(Castellucci and Kandel,1974)。
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