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文献詳細

雑誌文献

生体の科学32巻2号

1981年04月発行

文献概要

話題

生理研研究会「複合脂質と細胞機能」

著者: 吉岡亨1

所属機関: 1横浜市立大学医学部第1生理学教室

ページ範囲:P.189 - P.193

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 昭和55年11月14日と15日の両日に亘り,上記のようなテーマで,岡崎市明大寺町にある生物科学研究機構,生理学研究所(以後略して生理研と呼ぶ)において研究会が持たれた。本研究会の目的は,細胞の情報受容機構に関与している機能性分子としてイノシトールリン脂質とガングリオシドを選び,それらの機能を①物質透過担体またはチャンネル,②細胞内情報伝達,③細胞認識という3つの観点から掘り下げようということであった。本研究会の世話役は所内を亘弘教授,所外を著者が担当した。研究発表のテーマ及び氏名は表1に示してある。特筆しておきたいことは,主催者である勝木機構長の御挨拶の内容は,昨年(1980年)8月チェコのプラハで行われた国際生理学会のサテライトシンポジウムにおける招待講演のダイジェスト版とも言べきもので,音受容とイノシトールリン脂質の係わりについて言及されたことであった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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