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チャンネル前駆体/第5回「脳の統御機能」シンポジウムより—新しい受容伝達系に関する西塚泰美教授の講演
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ページ範囲:P.198 - P.199
文献購入ページに移動 両生類膀胱上皮顆粒細胞のluminal membraneの水透過性がADH刺激によって上昇することが知られていた(Civan, DiBona:J. Memb. Biol. 19:195, 1974)。またADH刺激によってluminal membraneに顆粒群(clustered particles)が現われ,水透過性と関係があると考えられた(Chevalier et al.:Cell Tiss. Res. 152:129, 1974)。これらの顆粒は数列の線状に配列し,1群の平均面積は約10-2μm2である(Kochadorian et al.:J. Memb. Biol. 30:381, 1977)。これらと形態学的に酷似した顆粒が細胞膜(のP面)だけでなく細胞内の管状の膜構造にもみられ,細胞膜への補給源ではないかと考えられた(Humbert et al.:Experientia 33:1364, 1977)。事実これらの膜構造体がADH刺激によって細胞膜と融合する像がとらえられた(Muller et al.:J. Cell Biol. 85:83, 1980)。細胞膜上の顆粒の増加はADH刺激後3分で始まり30分で最高に達し,ADH除去後5分で激減する(Kochadorian et al.:Am. J. Physiol. 234:F461, 1978)。
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