文献詳細
特集 膜の転送
総説
文献概要
図1は細胞膜の構造モデルとして広く一般に知られている流動モザイクモデル1)(Singer & Nicolson)を示したものである。この図からも明らかなように,細胞膜構成タンパク質はその存在様式により表1のように分類されている。
構成膜タンパク質(①b,②,③b)は,何れも細胞膜と強固に結合したタンパク質で,組織適合性抗原2,3),Na,K-ATPase4)などは②に属することが明らかにされている。ペブチドホルモンの受容体なども同様の存在様式であることが予想され,細胞膜表面で受けた情報を細胞内に伝達(transduction)しているものと考えられる。なかには①+②という組合せで機能を果たしているものもあろう。
構成膜タンパク質(①b,②,③b)は,何れも細胞膜と強固に結合したタンパク質で,組織適合性抗原2,3),Na,K-ATPase4)などは②に属することが明らかにされている。ペブチドホルモンの受容体なども同様の存在様式であることが予想され,細胞膜表面で受けた情報を細胞内に伝達(transduction)しているものと考えられる。なかには①+②という組合せで機能を果たしているものもあろう。
掲載誌情報