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(Na+,K+)ATPaseの国際カンファレンス/行動の神経生物学—Cold Spring Harbor Course, June, 1981
著者: 福島義博1
所属機関: 1生理研・能動輸送
ページ範囲:P.471 - P.473
文献購入ページに移動 今回で3回目になる(Na+,K+)ATPaseの国際カンファレンスがYale大学で8月17日から5日間ひらかれた。(Na+,K+)ATPaseのstructure,ligand(cardiac glycoside,ion,nucleotide,およびvanadate等)interaction,conformation change,reaction mechanism,ion translocation,biosynthesisと関連してimmunologyやこの酵素のmultiple forms,positive inotropyとendogenous glycoside,さらにdiseaseとの関係など計9つのセッションが設けられた。各セッションに2名ずつ(病気のセッションには無し)のlecturerが朝講演を行い,他は全てポスターによる発表であった。ポスターに基づいて各セッションの討論がそれぞれのchairmanのもとで2時間ほど持たれた。
前回のカンファレンスが,(Na+,K+)ATPaseの発見の地Aarhus,Denmarkでひらかれたのは1978年であったが,それ以来この3年間で人目を引いた発見は何であったか。そのひとつはK. Sweadnerによる2種のα-サブユニット(触媒活性を持っているサブユニット)の発見であろう。
前回のカンファレンスが,(Na+,K+)ATPaseの発見の地Aarhus,Denmarkでひらかれたのは1978年であったが,それ以来この3年間で人目を引いた発見は何であったか。そのひとつはK. Sweadnerによる2種のα-サブユニット(触媒活性を持っているサブユニット)の発見であろう。
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