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文献詳細

雑誌文献

生体の科学33巻1号

1982年02月発行

文献概要

実験講座

走査型電子顕微鏡による細胞非遊離表面の観察とその三次元的組織構築研究への応用

著者: 上原康生1 藤原隆1 出崎順三1

所属機関: 1愛媛大学医学部解剖学第2講座

ページ範囲:P.66 - P.70

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 最近の生物形態学への超高圧電子顕微鏡の応用や,急速凍結割断ロータリーレプリカ法の開発,コンピューターによる再構築法の導入は,超薄切片にもとづく通常の透過型電子顕微鏡的観察によっては得ることの出来ない三次元的生体構築や構造物間の有機的関連の解明を意図する新しい形態学の動向を示唆しているようである。
 走査型電子顕微鏡(SEM)は本来比較的簡便に細胞組織の表面構造と三次元的構築の観察を可能とする利点を持つものであり,透過型電子顕微鏡によっては非常に多大な労力と時間が要求される超薄連続切片による再構築法を補って余りあるものと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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