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文献詳細

雑誌文献

生体の科学33巻2号

1982年04月発行

文献概要

話題

王子セミナー「微小管の生物機能」

著者: 酒井彦一1

所属機関: 1東京大学理学部生物化学教室

ページ範囲:P.168 - P.171

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 微小管は動植物界に普遍的にみられる管状の蛋白繊維で,チューブリンと呼ばれる分子量11万の蛋白質がその主要な構成成分である。通常,これにMAPsと呼ばれる蛋白質が結合して細胞内に存在する。
 過去20年間に,微小管およびその関連蛋白種が,繊毛鞭毛運動,有糸分裂,物質輸送,細胞骨格,神経膜興奮等の細胞機能に密接に関与することが示されており,そのような細胞機能をめぐる研究の展開が,最近の微小管研究の国際的な趨勢となっている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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