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文献詳細

雑誌文献

生体の科学33巻6号

1982年12月発行

文献概要

コミニケーション

ATP依存性蛋白分解酵素

著者: 中村清二1

所属機関: 1東京大学・医・薬理

ページ範囲:P.491 - P.492

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 蛋白合成機構についての主としてセントラルドグマに添った,分子レベルにおける研究は過去30年間に精力的になされてきた。それに比し,細胞内における蛋白分解機構についてはあまり関心が払われて来なかった為か,その解析は相対的に遅れている。従って細胞内において蛋白分解酵素が関与する生理的機能や,その調節機構についての理解も深くはなされていないのが現状である。
 近年ライソゾーム以外の細胞内分画に局在する蛋白分解酵素の発見等に刺激されて,蛋白分解機構に関する研究がようやく勢いを得てきつつある様に思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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