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近年,神経系解析の手段として応用され,これからも多くの成果が期待される2つの方法が開発されている。1つはハイブリドーマによるモノクローナル抗体1,2)を用いるものであり,他の1つはcomplementary DNA(c-DNA)を用いる方法である。この稿では,神経系において,既に多くの研究報告のあるモノクローナル抗体法を中心に,特に神経系に特殊と思われる問題と,これ迄に得られている知見をまとめてみる。更に,応用は緒についたばかりではあるが,これからの発展が期待されるc-DNAを用いた方法について少し紹介したい。
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