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文献詳細

雑誌文献

生体の科学34巻2号

1983年04月発行

文献概要

談話 コンファレンス・ディナー研究集会

脳と環境(1)—学校および社会環境の中での「脳」に関する意識発展

著者: 今堀宏三12 久保田競3

所属機関: 1大阪大学 2福井県立短期大学 3京都大学霊長類研究所

ページ範囲:P.150 - P.160

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 司会 最初のお話は,今堀宏三先生に,"学校および社会環境の中での「脳」に対する意識発展"ということがお願いしてございます。今堀先生は,われわれにとっては大変こわい先生でして,特定研究,「脳の動的神経機構」の審査委員長ということでして,われわれの首根っ子をぐっと押さえているお方です。
 先生は,広島大学の生物学科を戦争中にご卒業になり,ご卒業後,広島で原爆に遭っておられます。で,原爆障害をずっとお持ちのようでして,そのおかげでいろいろ変わった人生を歩まれたとお聞きしております。ご専門はシャジクモの研究でして,大変立派な英文の本をお書きであります。戦後は金沢大学へお移りになり,それから昭和35年に大阪大学の教養学部の教授になられました。以後,科学教育や生物の進化の問題に関係してこられたわけです。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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