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実験講座
免疫電顕における抗原同定のためのプロティンA—金法
著者: 久野節二1 安達透1 大黒成夫1
所属機関: 1徳島大学医学部解剖学第2講座
ページ範囲:P.233 - P.238
文献購入ページに移動Preembedding法では,切片をSternbergerら1)のペルオキシダーゼー抗ペルオキシダーゼ複合体(PAP)法で染めるので,免疫陽性反応物質はジアミノベンチジン沈殿物となり,高電子密度の粒子として認められる。この方法は,抗原性と微細構造の保存に優れているため,神経組織や,失活しやすい酵素の同定などに広く用いられる。しかし,標本作成に長時間を要し,また1切片で1種の抗原のみ同定可能である。
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