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特集 蛋白質の代謝回転
核蛋白質の代謝回転
著者: 緒方規矩雄1
所属機関: 1新潟大学医学部生化学第一教室
ページ範囲:P.457 - P.465
文献購入ページに移動 核蛋白質として最も典型的なものとしては,細胞質では,rRNAと共にリボソームを形成しているリボゾーム蛋白質であり,核では,DNAと共にヌクレオソームを形成しているヒストンであろう。動物細胞では,その他大部分のRNAが核蛋白(RNP)として存在することが知られている。mRNA(又はその前駆体)はmRNP(HnRNP)として,核,ポリゾーム,細胞上清に存在し,核内低分子RNAもRNPとして存在している。しかし,これらの代謝回転については未だよく研究されていない。このことは,RNAと特異的に結合する蛋白が尚明確でないこと等が原因と考えられるが,今後の研究に待つ分野といえよう。
以上のことから,ここでは主として,リボゾーム蛋白とヒストンについての代謝回転や,それをもたらす生合成や分解についての知見を述べよう。
以上のことから,ここでは主として,リボゾーム蛋白とヒストンについての代謝回転や,それをもたらす生合成や分解についての知見を述べよう。
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