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特集 神経科学の仮説
膜のチャネル仮説
著者: 松本元1
所属機関: 1電子技術総合研究所電子計算機部アナログ情報研究室
ページ範囲:P.167 - P.175
文献購入ページに移動 神経興奮の研究は極めて多角的なアプローチですすめられ,ようやく分子レベルでその実像を捉えようとするごく一歩手前の所まできているという感じがする。研究の進展に伴って,Hodgkin & Huxleyの電気的興奮性膜の存在形式に対する予言1)が次々と実験的に検証されるのに驚かされる。本稿では1章でHodgkin-Huxleyのチャネル仮説の概念とその実験的検証について概説する。2章でこのチャネル仮説の修正モデルについての問題提起を行う。3章で新しい興奮膜モデルを紹介し,新しいゲート機構を提案する。
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