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実験講座
ムスカリン性アセチルコリン受容体のアフィニティークロマトグラフィー
著者: 芳賀和子1 芳賀達也1
所属機関: 1浜松医科大学生化学第1講座
ページ範囲:P.296 - P.303
文献購入ページに移動そこで非常に特異的な精製方法が不可欠といえる。現在二つの方法が可能である。一つはホルモンまたは伝達物質との結合部位の特異性を利用するもので,その部位に親和性の高い化合物をリガンドとしたアフィニティークロマトグラフィーを使う方法である。他の方法は抗体の特異性を利用するものである。モノクローナル抗体を調整する方法を使えば,未精製標品を抗原として特異的抗体を得て,抗体をリガンドとしてアフィニティークロマトグラフィーで受容体を精製することが原理的には可能である。
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