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特集 中枢神経系の再構築
時計細胞の移植
著者: 川村浩1 二本松伊都子1 佐脇敬子2
所属機関: 1三菱化成生命科学研究所脳神経科学研究部 2北里大学医学部生理学教室
ページ範囲:P.322 - P.329
文献購入ページに移動この成績は1983年8月30日にオーストラリアのシドニーで開かれた国際生理学会で筆者らの一人である川村が座長として組織した「サーカディアンリズムのペースメーカー──その中枢神経機構」と題するシンポジウムで発表されたが,その際の反響から,多分哺乳類体内時計移植の最初の成功例と考えてもよいと思われるので,本稿でその方法や成績についてやや詳しく記述することにしたい。
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